雨が上がりました。私達は大丈夫です!

大雨が止みました。こんなに雨が降るのを不安に思ったことはありません。松永の洋服屋3代目ヨメみちよです。

私達の住む、松永駅周辺は被害はないのですが、少し離れたところでは土砂崩れで道路や線路が遮断されているようです。
松永の北、府中市の私の実家あたりは土砂崩れにより一時孤立していました。

諸毛町 竹内さんの写真をお借りしました

地元の消防団の方たちが朝から復旧作業をしてくださったおかげで、一部の道路はその日のうちに開通したそうです。私の母は夜勤のある仕事で、その日の朝、自宅に帰ろうとしたら通行止めになっていたのですが、復旧作業のおかげで帰宅することができました。
それから、私の実家のある山のふもとの、友達の実家の近くでは、川沿いの道路が陥没したそうです。

府中市河面町あたり

この道路が通れなくなって、迂回路になっているのが、前出の私の実家のある山道を越えるルートで、普段は車の通りがまばらな実家近くですが、ただ今交通量が格段に増えているとか。慣れない細い道での事故などなければいいのですが。

今回の大雨は、普段自然災害とはあまり縁のない福山市に住む私達に色々と考えさせるものでした。
土砂崩れや浸水の被害の大きなところは復旧の目処が立たないとか。福山市の一部と、近隣の尾道市・三原市では断水が続いていますし、道路や線路の遮断で物資の輸送ができず、この辺りのスーパーにも飲料水や食料品はない状態です。
「福山は大丈夫だろう」と災害に対して甘く構えていたことを反省しました。実際に困っていることは、今現在ないのですが、いつまたこのような災害がやってくるか分かりません。非常用の備えをしておこうと思いました。
それと、災害時のボランティアというか、何か役に立つことをしたいという気持ちについても少し考えました。困っている人の役に立ちたいという気持ちは立派なものだしよく分かりますが、やみくもに個人が動くのは不要な混乱などを招く恐れがあるので、まどろっこしくても行政の災害対策本部などを通した方が良いのかなと。せっかくの善意が変なことにならないように気をつけた方が良いのかもしれないと。
被災しなかった私達も、もちろん何かできないかと考えました。でも被災しなかっただけで、周りを被災地に囲まれた私達にできることは、むやみに動かないでいつもと変わらずお店を開けていることかなと思い至りました。
私達はいつもと変わらずここにいます。洋服を買う気にはならないでしょうが、不安だったり、疲れたり、誰かと話したくなったりしたら立ち寄ってもらえるように。お喋りしてスッキリしてもらえるように。そんなことしかできませんが、私達はここにいますよ。

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Simomiya Tosi Shouten [ 下宮敏商店 ]
Address: 広島県福山市今津町2-2-38
Tel:084-933-2225

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下宮 美智代

1973年10月10日生まれ。 広島県福山市の西部、JR松永駅近くの洋服屋「下宮敏商店」のヨメです。 洋服屋だけど着物も好きだったり、店内に本を並べて「みちよ文庫」を作ってみたり。きれいなものとお酒が大好き。9才の娘がいます。

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