芸術家はなぜ苦悩するのかとか考えてみた休日

定休日はだいたい夫婦で行動するのですが、昨日は珍しくカズノリ氏がゴルフに行くというので、「おひとり様時間」を楽しんだ松永の洋服屋3代目ヨメみちよです。映画観に行きました。

芸術家はなぜ苦悩するのか

「ボヘミアンラプソディ」を観ました。イギリスのバンド「クイーン」のボーカル、フレディマーキュリーを主人公にした映画です。クイーンについては、どういうグループなのかとかどんな背景があるのかとかをあまり知りませんでした。単に、イギリスのバンドだから「クイーン」って名前なのかな?くらいに思っていて、ドラマティックな美しい曲を何曲かは記憶している、そんな程度の知識でした。

結構上映時間の長い映画でしたが、あまり長さを感じなかったのは、終始、フレディマーキュリーの圧倒的な歌声とストーリーに釘付けだったからでしょうね。純粋で、子供のように愛をひたすら求め表現しようとするフレディが、取り巻くビジネスの思惑に翻弄されていく姿を母親のような気持ちで観ていました。
芸術家はなぜ苦悩するのか?
純粋に芸術活動をするだけでは済まされない現実社会とのズレや、自分ではどうしようもないこと(例えば人種や性別や出自・・)へのコンプレックスなどを敏感に感じ取ってしまうからでしょうか。そしてまたその苦悩を芸術として表現する。日本でも、不幸じゃなきゃ書けないのかなってくらい近現代の小説家や詩人は病気やらなんやらに苦悩しまくっていますよね。そんな芸術家たちの作品は、まさに魂の叫びだから、今でも受け取る人の心を揺さぶり続けるんでしょうね。
そんなことを取り留めもなく考えながら、当分仕事中や車での移動中のBGMはクイーン一色になりそうです。

*************

Simomiya Tosi Shouten [ 下宮敏商店 ]
Address: 広島県福山市今津町2-2-38
Tel:084-933-2225

The following two tabs change content below.

下宮 美智代

1973年10月10日生まれ。 広島県福山市の西部、JR松永駅近くの洋服屋「下宮敏商店」のヨメです。 洋服屋だけど着物も好きだったり、店内に本を並べて「みちよ文庫」を作ってみたり。きれいなものとお酒が大好き。9才の娘がいます。

最新記事 by 下宮 美智代 (全て見る)