娘(5才)を耳鼻科に連れて行きました。いつもなら頑なに拒むはずが、「もう5さいだからだいじょうぶ!」と言うではないですか。これは気が変わらないうちに・・と連れて行ったら、泣くこともなく診察してもらい、その成長ぶりに何だか感激してしまった松永の洋服屋ヨメみちよです。5才すごい!(笑)
さて、はるばる県北の神社を訪ねて、何やら決意表明をした私は次なる目的地に向かいました(前回までのお話はコチラ)
白山神社は、鳥取県や岡山県との県境近くにありましたが、そこから南東に約30分、同じく庄原市の東城という町にやってきました。神社が山間にあったのに対して、そこは東城の町の中にありました。
2年前から絶対に行ってみたいと思っていた「ウィー東城店」という本屋さんです。例の神社に行くと決めたと同時に、ここにも行こうと決めていました。
2年前、私はこの本屋さんを経営する社長の佐藤友則さんの講演を聴きました。本が売れなくなって閉店する本屋さんが相次ぐ現在、なおかつ高齢化と人口の減少という問題も抱えた町で佐藤さんがどんなことをしてきたのか。どういう思いでそれに取り組んでいるのかという内容でした。「本が売れないから」とか「田舎だから」とか、会社の業績の悪さを誰かのせいにするのではなく、その中に業績回復の鍵を見つけたというお話は、地方の事業継承者には共感する部分も見習いたい部分も多くて、いつか「ウィー東城店」をこの目で見てみたいと思っていたのです。
一見普通の町の本屋さんですが、何と敷地内に美容室とコインランドリーがあります。
店内にも化粧品コーナーやエステルーム、カフェコーナー、地産商品等の物販コーナーがありました。もちろん本も!
「本は全てのことの入り口で本の先にビジネスチャンスがある」佐藤さんは2年前の講演でそんなことをおっしゃっいました。「本を売って終わりではない」とも。正直、ビジネスセミナーで聞いたことのある内容でした。でも、身近で、似たような境遇でそれを具体化し成功されている方にお会いするのは初めてで、経験からのお話は本当に説得力がありました。(佐藤さんについてはコチラをどうぞ)
お店をサラッと見せてもらって帰るつもりだったのですが、佐藤さんに声をかけていただき、少しお話をしたり店内を案内してもらったりと予想外の展開にアタフタしてしまいました。次回はアポを取ってそのつもりで伺います!
東京での流行には憧れるし、何とか取り入れたい。でも、全く同じものを地方の町に持ってくるのはちょっと違うんじゃないかなと思うんです。地方の町にはそれぞれ独特の文化と問題とが混在しているから、それらと上手い具合に付き合いつつ流行も取り入れつつなんじゃないかなーと。だから私は、東京や世界で結果を出されている人のお話も聞きたいし、地方ならではの取り組みを成功させている人のお話も聞きたいのです。そしてそれをどう自分が解釈して味付けできるかだと。
そんなこんなで、ウィー東城店で売っている辛いやつを色々買い求めました。庄原の方が作っているという唐辛子粉は、ハバネロが1番辛くないやつって!帰って早速カレーにかけてみましたけど・・笑
この日の総走行距離200km。普段じっとしている私にとっては大冒険の一日でした。果たして、アイディアは移動距離に比例するのか。賽は投げられたわけです。