ゆっくりでも前に進む

どうにも気持ちがパッとしないので、せめてもと(私にしては)爪をギラギラさせてみました。松永の洋服屋ヨメみちよです。ネイリストさんのお話だと、梅雨時期はそういうお客さまが多いそうです。なるほど。

友達がパン工房を始めました

この春、友達がパン工房を立ち上げました。
元薬剤師のえっちゃんが行き着いた「医食同源」と「次の世代への責任」という思いから生まれた工房です。材料を吟味し、余計なものは使わず、自家製酵母とじっくり向き合って焼く彼女のカンパーニュは、ずっしり重く、噛めば噛むほど滋味があふれてきます。
屋号は「Snail Bakery(スネイル ベーカリー)」
スネイル(カタツムリ)みたいに、焦らずゆっくり、でも前に進む。えっちゃんの哲学が込められた名前です。

Snail Bakeryの父石カンパーニュ

うちでは、娘(7)も大好きで、切り分けたカンパーニュにバターを乗せ、そのままガブッ!と食べています。生地のほのかな甘味とバターの塩気がたまりません。

パンにバターを乗せてガブリ!

この「Snail Bakery」には店舗がないんです。天然の酵母のご機嫌に合わせた、「パンを焼く日」に「予約分」だけ焼き、予約者はあらかじめ指定した受け取り場所でパンを受け取ります(ちなみにうちのお店も受け取り場所としてご利用いただけますよー)
大量消費用に大量生産するのではなく、焼ける分だけ焼いて、彼女のパンを待つ人に届ける。全ての人に価値のあるものではないかもしれないけれど、その理念に賛同する人は少なくありません。「パンを焼く日」が決まると、あっという間に予約分が完売しちゃうんですから。
そんな「Snail Bakery」のホームページはこちら→「Snail Bakery」

丁寧なお手紙付き

そうそう、このえっちゃん、畑で野菜も作っていて、そののめり込み具合がちょっと普通じゃなくて(いい意味で)、いつも話を聞きながら驚いちゃいます。だって、暑い夏の日も毎日欠かさず畑の様子を見に行き、なんと材料を発酵させて肥料も作ってるっていうんですものー!こんなに真剣に食と向き合っているえっちゃんですが、実は私の飲み友達でもあるという。このギャップがまたいいでしょ、人間くさくて。

小さな自給、豊かな自足という生き方

先日新聞で「小さな自給、豊かな自足」という記事を読みました。
「衣食住の中で自分のできることを見つけ、それを作る。その小さな自給から世の中との新たな関係を発見する」という趣旨のもので、自家製の野菜を使った料理でもてなす民宿を営む人の例が挙げられていました。ある程度の現金収入はあり、それで必要なものは購入しつつも、自分で作れるものは自分で作る。そしてその喜びや、愛着、人との繋がりなどの豊かさに満足する。今そんな暮らしに憧れる人たちが増えているそうです。
この記事を読んで私はすぐに、えっちゃんを思い出しました。まさに「小さな自給で豊かな自足」を体現している!と。
最近、こういう「文明+自然」だったり、「町・お店+人」だったりについての情報を見聞きすることが多くて、私の頭上ではそれらが各々、ぐるぐると渦巻いています。そのうちそれらが繋がって何かのカタチになったりするのかなー?なんて。知らんけど。


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下宮 美智代

1973年10月10日生まれ。 広島県福山市の西部、JR松永駅近くの洋服屋「下宮敏商店」のヨメです。 洋服屋だけど着物も好きだったり、店内に本を並べて「みちよ文庫」を作ってみたり。きれいなものとお酒が大好き。7才の娘がいます。