重ね煮でいこう

どうやらサンタクロースの正体に気付いた娘(9)が、クリスマスプレゼントに欲しいものがあるから見にこう、と。え?まだ9月なんですけど?来月が誕生月の松永の洋服屋、下宮敏商店のヨメみちよです。

仕事や日々の暮らしの中で、私が感じた楽しさや豊かさをお届けします。

8月最後の日曜日に家族3人で、「命の循環料理教室」に参加し、「重ね煮」を教わりました。

命の循環料理教室

先生は「出張料理人」の「やまさん」こと、山本里志さん。

やまさんのブログ読んでみて!
やまさん

会場は福山市新市町の「暮らしのデイサービスねっこ」さん。
かつて縫製工場だった建物をリノベーションして作られた、デイサービス施設です。

参加者は6家族(20人くらい)。小学生や未就学児の子もいて、何が始まるのかソワソワしつつ・・

先生のお話を聞き

調理開始。
すでに切って準備してある食材を持参した鍋に重ね入れ、お塩を振り火にかけます。
一番上は鹿の肉です。

火にかけていると美味しそうな匂いがしてきて・・重ね煮の完成!

先生特製のスープと一緒に、いただきまーす♪

重ね煮は鍋に野菜を重ね、お塩を振って煮るだけの、とてもシンプルな料理です。でもその美味しさにみんなびっくり!何もかけなくても、野菜にしっかり味があるし、鹿の肉も柔らかいんだけれど食べ応えがあって地味豊かーー!
どこのご家庭も皆さんペロリと完食されていました。凄い!重ね煮!縄文人のDNAが騒ぎ出す!?

おうちごはんはシンプルでいいのだ

日ごとに手の込んだ料理を食卓に乗せるのが母の愛(もしくは妻の愛)みたいなことを言う人もあれば、こんな暮らしぶりの私素敵♡みたいなアピールをしたい人もあるでしょう。
でも実際問題として、仕事もして育児もして家事もしてって結構ハードなんですよね。愛も映えも知らんがなって言いたい日もあるわけで。
なるほどそんな日は重ね煮に限るな。教室を終えてそんなことを思いました。余計なものを含まない、シンプルで体と私に優しい重ね煮。
極端な話、手の込んだ綺麗なお料理はお店で食べればいいんです。

「一汁一菜でよいという提案」土井善治

料理研究家の土井善治さんもそうおっしゃってます。

育児も生活も、まだまだ続くよ。もっと肩の力抜いてこ。そんなアドバイスをもらいました。

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下宮 美智代

1973年10月10日生まれ。 広島県福山市の西部、JR松永駅近くの洋服屋「下宮敏商店」のヨメです。 洋服屋だけど着物も好きだったり、店内に本を並べて「みちよ文庫」を作ってみたり。きれいなものとお酒が大好き。9才の娘がいます。

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