オリジナルTシャツ制作中につき

こんにちは、一昨日は娘がお泊まり、そしてオリジナルTシャツの仕様決定の日だったので、みちよと第一回打ち上げと称して、東尾道のオステリアブリランテに食事に行ってきました。久々でしたがどの料理も上品な味でさりげない接客だったりととても豊かな気分になりました。夫婦でちょっと特別な日をイタリアンでってのにオススメです。また行きたいとのことなんで、しっかり稼いで行きたいと思います。

広島県福山市今津町、松永駅北口で、婦人服、紳士服や雑貨を取り扱っている、「あなたの素敵な装いをお手伝い」下宮敏商店のカズノリです。

さて、今回はオリジナルTシャツの仕様決定の日と言ったものの、当店は洋服の小売りがメインでそもそもオリジナルの商品を作ったことはありません。それがなぜ今回作ることになったのかをお伝えできればと思います。

すべては繋がりの中から

依頼主は、村上栄二さんからで、彼は福山市の未来をこれでもかと日々考え、行動している同世代の友人です。そんな彼から自分にはとにかく勉強して行動しないといけないので、洋服に割く時間をなくしたいという相談を受けたんです。偶然にもそれについて書いた本「なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか?」を読んでいたのですぐに賛同しました。

読んでない方にざっくり説明すると、Appleの創始者スティーブジョブズは毎日、黒いタートルネックに、リーバイスのジーンズ、ニューバランスのスニーカーという格好をしていたんです。なぜなら彼の生きる目的は、「世界に衝撃を与えるコトを想像すること!」だからそれほど重要でない優先順位の低いものを順に削除していったんです。そしてついに人生から服装を考える時間を削除したという内容です。

そして、村上さんはそれを実践したいと。でも、それは何でもいいというわけではなく、とにかく「着心地重視」のシンプルなデザインのモノであること。それさえあれば、ずっと着るから!という依頼だったので受けました。そして今まで着ていたお気に入りの1着をサンプルとして預かりました。

お気に入りのTシャツ

当初はメーカーさんから仕入れて販売しようとしたんですが、このTシャツの生地を使っている商品がなかなか見つけられませんでした。もしやと思いインポートモノ(輸入品)まで探してみたんですが、生地は同じような感じでもデザインがシンプルじゃなくて時間はみるみる経ち8ヶ月が過ぎてしまってました。

毎月どこかしらで顔を合わすので、その度に「Tシャツはどんな?」と聞かれ・・・「なかなか見つからんのです。もうちょっと・・・」というと嫌な顔もせずに「よろしくね!」と返答する彼に申し訳なくて「何とかせんと!」という気ばかり焦ってました。

繋がり その①

そんなおり、ヨメみちよがある勉強会の後、ひとりで福山のバルで飲んでいるところで偶然、今回縫製を依頼した洋服メーカーの瀬尾さんと出会ったんです。帰ってきてから「なんかTシャツ作れる人と知り合いになったーーー!」と衝撃の発言!それから別の機会にそのバルに行くと瀬尾さんがいて、ほどよく飲んでから相談すると「できますよ!」って言ってもらい、そこで初めて「これは神様が作れってことだ!作ろう!」って決意した時でした。ただし最初はホンマにできるんかしら・・・と思ってたのはナイショです。スイマセン。

繋がり その②

縫うところは決まったので次は生地です。どこで手配しようと思った時にまず頭に思い浮かんだのが、クロップオザキ尾崎さんのことです。1年の3/3を短パンで過ごす、知っている人は知っている、知らない人は知らない短パン社長こと 奥ノ谷圭祐さんの短パンセミナー、短パンゴルフで一緒だった東京の資材屋さんで、facebook、Twitter、ブログなどで毎日発信されてます。その中に生地の取り扱いもしているとあったので、ダメ元でと思いながら、メッセンジャーで生地を探している事を伝えて探してもらいました。

探していた綿95%、ポリウレタン5%のインポートの生地

するとすぐに返答が来て生地見本を貼り付けた見本(スワッチ)を送ってくれました。あんなに早く見つかるとはめちゃくちゃ嬉しかったです。

生地見本(スワッチ)がたくさん

スワッチとサンプルTシャツを触り比べながらどの生地にするのか慎重に決定し、サンプル制作に入りました。

とはいえ、Tシャツを作るのは初めてで何を決めればいいのかさっぱり分からずネットで検索すれども詳しいことまで分からず、瀬尾さんにサンプルのTシャツを送って電話でやり取りして、サイズやデザインやロット(数量)などを教えてもらいながら決めていきました。何が大変だったかというと作ってほしいTシャツのイメージがなんと漫画だったから。(笑)

漫画ワースト(高橋ヒロシ作)の月本光正

村上さんからは、こんな5分袖Tシャツがいいとのリクエスト。お店にあるTシャツを片っ端から採寸してイメージを膨らます作業をして、決めたサイズを瀬尾さんに送り修正してもらい、ようやくサンプル第一号が出来上がってきました。できたものを着てもらうと、若干袖が長すぎたり、襟ぐりの開きの具合が広かったり、身頃が細すぎたので修正となりました。


修正したサンプル第二号ができあがり、二度目の試着により仕様が決定しました。約1年がかりのプロジェクトとなっています。これより本生産に入ります。経緯としてはこういう感じです。

修正した最終版(丸首Mサイズ)胸のシワもなくなりジャストサイズに!

今回はこれまでの繋がりと偶然できた繋がりが結びついて一つの仕事になりました。(まだ終わってないけどね!)携わってくださった皆さまありがとうございます。まだ終わったわけじゃないので完成までもうしばらくお付き合いくださいませ。そして村上さん出来上がりまでもうしばらくお待ちください!出来上がり次第、すぐ持っていきますね!

オリジナルTシャツの詳細(型、色、サイズ、値段など)

今回のオリジナルTシャツの制作は、ずっとそれを継続して着てもらえるということが前提で進めています。なので誰でも数枚のオリジナルTシャツを作れるというものではないということをお伝えしておきます。今回作るTシャツは枚数はある程度まとめて作りますので、着てみたい方がいれば販売もします。まだ出来上がっていないので値段のほうは確定はできませんが、1枚1万円前後になりそうです。色は白のみ、丸首、V首の2型でサイズはMとLです。村上さんの好みに合わせて1枚で着てもよし、ジャケットのインナーに着てもよし、そのままインナー肌着としてもよしの仕様になっています。

ジャケットのインナーはV首

素材は、綿95%、ポリウレタン5%のイタリア製の生地です。メンズではほとんど使われてないストレッチの効いた、むっちりとした柔らかい生地です。とにかく着心地にこだわった1枚になっています。サイズの詳細は、
Mサイズ:着丈60cm、肩幅40cm、胸囲48cm、袖丈23cm(平置き)
Lサイズ:着丈62cm、肩幅41cm、胸囲50cm、袖丈23cm(平置き)
着丈は短めで細身のデザインになっています。
出来上がったらまたお知らせしますね。

では、また
オリジナルTシャツのことなら

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Simomiya Tosi Shouten [ 下宮敏商店 ]
Address: 広島県福山市今津町2-2-38
Tel:084-933-2225

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下宮 一哲( しもみや かずのり )

広島県福山市の松永駅北口で洋服屋をやっている「あなたの素敵な装いをお手伝い」下宮敏商店3代目かずのりです。お店の日は、黒板POP書いてます!ゴルフ、ソフトバレー、美味しいモノ、が好きです。お店には、ゴルフにも普段にも着られてコーディネートしやすいシンプルなモノを選んで置いてます。1977年 1月29日生まれ 水瓶座 B型

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